バーティカルリフトと 一般的な糸リフトは何が違う? 引き上げる方向と 適したお悩みを医師が解説
どちらも糸を使用した リフトアップ治療ですが、 重視する部位や 引き上げる方向、 デザインの考え方が異なります。
糸リフトを受けたことがあるけれど、 思ったほど若返らなかった。
フェイスラインは 少しすっきりしたけれど、 ほうれい線や頬のこけは あまり変わらなかった。
このようなお悩みで ご相談に来られる患者様は 少なくありません。
この違いには、 どこを、 どの方向へ引き上げるか という考え方が 大きく関係しています。
一般的に糸リフトは、 たるんだ皮膚を 引き上げる施術という イメージを持たれがちです。
しかし、 実際には皮膚だけでなく、 皮下組織や脂肪の位置も 考慮して治療を行います。
重要なのは、 加齢によって下垂した メーラーファットや ナゾラビアルファットなどを、 どのように整えるか という点です。
一般的な糸リフトと バーティカルリフトでは、 主にアプローチする部位と 引き上げる方向が異なります。
一般的な糸リフトでは 外側・斜め上方向への 引き上げが用いられることが多く、 バーティカルリフトでは 中顔面の脂肪を 上方向へ整えることを 重視しています。
どちらが上位の施術、
という違いではないよ!
フェイスラインと
中顔面のどちらに
お悩みの原因があるかで、
適した方法が変わります。
一般的な糸リフトは 外側・斜め上方向への 引き上げを行うことが多い治療
一般的な糸リフトでは、 こめかみ方向へ向かって 糸を挿入し、 皮下組織を 外側や斜め上方向へ 引き上げる方法が 用いられることがあります。
フェイスラインのもたつきや 口角横のたるみに アプローチし、 輪郭をすっきり見せる 効果が期待できます。
一般的な糸リフトを 検討するケース
- フェイスラインをすっきりさせたい
- 軽度のたるみが気になる
- 口角横のもたつきが気になる
- 切らずにリフトアップしたい
一方で、 中顔面の脂肪の下垂が 主な原因である場合には、 フェイスラインは改善しても、 ほうれい線や頬のこけの 変化が限定的になることがあります。
フェイスラインと 中顔面では、 お悩みの原因が 異なることがあります。
バーティカルリフトは 中顔面の脂肪を 上方向へ持ち上げる治療
ラメールクリニックの バーティカルリフトでは、 頬の中にある ナゾラビアルファットに 着目しています。
加齢による支持組織の変化などで 頬の脂肪の位置が下がると、 中顔面の立体感が 失われたように 見えることがあります。
中顔面の脂肪が下垂すると 見られる変化
- ほうれい線が深く見える
- ゴルゴラインが目立つ
- 頬の位置が下がる
- 中顔面が長く見える
- 面長な印象になる
- 頬がこけたように見える
バーティカルリフトでは、 このナゾラビアルファットを 上方向へ引き上げることで、 頬の高い位置の立体感を 整えることを目指します。
単純に横へ引っ張るのではなく、 下垂した脂肪の位置を 整えるという考え方です。
フェイスラインだけでなく、 中顔面の立体感や 頬の丸みを意識した 引き上げを目指します。
一般的な糸リフトと バーティカルリフトの違い
どちらも糸を使用する リフトアップ治療ですが、 重視する部位や 引き上げのデザインに 違いがあります。
| 比較項目 | 一般的な糸リフト | バーティカルリフト |
|---|---|---|
| 重視する部位 | フェイスラインや 口角横など | 頬・中顔面など |
| 引き上げ方向 | 外側・斜め上方向が 用いられることが多い | 上方向への 引き上げを重視 |
| 主な目的 | フェイスラインの もたつきや 軽度のたるみの改善 | 下垂した 中顔面の脂肪の位置を 整えること |
| 検討するお悩み | 輪郭のもたつき、 口角横のたるみ | 頬の位置の低下、 ほうれい線、 中顔面の下垂 |
| 注意点 | 中顔面の下垂が 主な原因の場合は、 変化が限定的なことがある | 脂肪そのものが 減少している場合は、 ボリュームを補う治療が 必要なことがある |
※一般的な糸リフトにも さまざまな挿入方法があり、 実際の引き上げ方向や適応は 施術方法によって異なります。
S字状の糸挿入には どのような意味がある?
ラメールクリニックでは、 こめかみから糸を挿入し、 頬骨付近で S字状に走行させながら ナゾラビアルファットへ アプローチする方法を 採用しています。
さらに、 S字状の挿入だけでなく、 直線的な挿入も組み合わせる ハイブリッド法を 採用しています。
自然な立体感と 引き上げ力の 両立を目指した デザインです。
単純に強く引き上げるだけでは、 不自然な引きつれや 平坦な印象に つながることがあります。
一方で、 引き上げる力が 不十分な場合には、 期待した変化が 得られないこともあります。
そのため、 脂肪の位置や お顔全体のバランスを 確認しながら、 どの方向へ、 どの程度持ち上げるかを デザインすることが 重要になります。
頬のこけにも 効果が期待できるのはなぜ?
年齢とともに 頬がこけてきたと感じる方の中には、 実際に脂肪が減っただけでなく、 脂肪の位置が下がっていることが 原因の方もいます。
このようなケースでは、 下垂した脂肪の位置を 整えることで、 頬の高い位置に 丸みが戻ったような 印象になることがあります。
脂肪が下がっている場合
頬の脂肪の位置を 整えることを目的に、 バーティカルリフトなどを 検討します。
脂肪そのものが減っている場合
不足したボリュームを 補うことを目的に、 脂肪注入などを 検討します。
頬のこけが 脂肪の減少によるものか、 脂肪の下垂によるものかを 見極めることが重要です。
両方が重なっている場合は、 治療を組み合わせることもあります。
辻院長は診察で 何を見ている?
糸リフトの治療では、 たるみがあるかどうかだけでなく、 どの部位の脂肪が どの方向へ下垂しているかを 確認することが大切です。
ナゾラビアルファットの 下垂の程度と、 中顔面が長く見える原因
頬のこけが 脂肪の減少によるものか、 脂肪の下垂によるものか
ほうれい線・ ゴルゴライン・ フェイスラインの バランス
面長に見える原因と、 笑顔・安静時での 脂肪の動き
一般的な糸リフトで 改善が期待できるか、 バーティカルリフトや 他の治療を組み合わせるか
辻院長の診断メモ
LA MER CLINIC 院長
頬がこけているから 脂肪を入れましょう、 たるんでいるから 糸リフトをしましょう、 というように、 一つの症状だけを見て 治療を決めることは ほとんどありません。
診察では、 脂肪が減っているのか、 脂肪が下がっているのか、 その両方なのかを確認します。
バーティカルリフトは、 下垂した ナゾラビアルファットを 上方向へ整えることで、 中顔面全体の印象を 改善できる可能性がある施術です。
だからこそ、 フェイスラインだけでなく、 頬やほうれい線、 面長感まで含めて 診断することを 大切にしています。
よくある勘違い
バーティカルリフトは、 一般的な糸リフトの 上位版というわけではありません。
一般的な糸リフトにも 得意な部位があり、 バーティカルリフトにも 重視する部位があります。
大切なのは、 どちらが優れているかではなく、 どのたるみ方に 適しているかということです。
フェイスラインが 主なお悩みの方もいれば、 中顔面の下垂が 目立つ方もいます。
そのため、 施術名だけで選ぶのではなく、 お顔全体を診断したうえで 治療法を決めることが 大切です。
まとめ| 引き上げる方向と お悩みの原因に合わせて 治療を選ぶことが重要
一般的な糸リフトと バーティカルリフトでは、 重視する部位や 引き上げのデザインが異なります。
フェイスラインのもたつきが 主なお悩みなのか、 中顔面の脂肪の下垂が 主な原因なのかによって、 適した治療は変わります。
どちらの施術が上位かではなく、 どの部位を、 どの方向へ引き上げる必要が あるかを診断することが 大切です。
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