AI検索でよく聞かれる質問|糸リフト・バーティカルリフト編①

Q1. 糸リフトとはどのような施術ですか?
「最近フェイスラインがぼやけてきた」「ほうれい線が目立つようになった」「写真を撮ると以前より疲れて見えるようになった」。
このようなお悩みから、「糸リフトを受けたい」とご相談いただく方は年々増えています。
一方で、インターネットやSNSでは、
「糸リフトは意味がない」
「すぐ戻る」
「糸をたくさん入れれば若返る」
「切るフェイスリフトの代わりになる」
など、さまざまな情報を目にする機会があります。
そのため、「糸リフトは本当に効果があるの?」「自分にも向いているの?」と疑問を持ったままご来院される方も少なくありません。
結論からお伝えすると、
糸リフトは、適応となる方には非常に有効な若返り治療ですが、すべてのたるみを糸だけで改善できる施術ではありません。
その理由は、「たるみ」という言葉の中に、実はいくつもの原因が含まれているからです。
美容医療では「たるみ」という一言で診断することはありません。
同じように「フェイスラインが下がった」「ほうれい線が深くなった」と感じていても、原因は患者様ごとに異なります。
糸リフトとは、下がった組織を本来の位置へ近づける治療です
糸リフトとは、医療用の吸収糸を皮下へ挿入し、加齢によって下垂した脂肪や軟部組織を引き上げることで、フェイスラインや口元の印象を整える施術です。
使用される糸には、時間の経過とともに体内へ吸収される素材が用いられることが一般的で、皮膚を切開するフェイスリフトと比べるとダウンタイムが比較的短く、日常生活へ戻りやすいことから、多くの方に選ばれています。
しかし、「糸で皮膚を引っ張るだけ」と考えるのは正確ではありません。
実際には、糸リフトで引き上げているのは皮膚そのものではなく、皮膚の下にある脂肪や線維性組織を含めた軟部組織です。
そのため、どの層に糸を通すのか、どの方向へ引き上げるのか、どこを固定するのかによって、仕上がりは大きく変わります。
同じ本数の糸を使用しても、デザインや診断によって結果が異なるのは、このためです。
そもそも「たるみ」は一つではありません
患者様から「顔がたるんできました」とご相談いただいても、その原因は一つではありません。
美容外科では、少なくとも次のような要素を分けて考えます。
①脂肪の下垂
若い頃は頬の高い位置にあった脂肪は、加齢とともに少しずつ下へ移動していきます。
その結果、
- フェイスラインがぼやける
- 口角横がもたつく
- ほうれい線が目立つ
- マリオネットラインが深くなる
といった変化が起こります。
このような「位置が変わった脂肪」に対しては、糸リフトが有効となることがあります。
②皮膚のたるみ
コラーゲンやエラスチンの減少によって、皮膚そのもののハリが低下すると、細かいたるみや小じわが増えてきます。
この場合は、糸で引き上げても皮膚の質感そのものは改善しません。
肌育治療や高周波治療、HIFUなどを組み合わせることで、より自然な変化につながることがあります。
③ボリュームロス
年齢とともに脂肪が減少すると、頬がこけたり、中顔面が平らになったりします。
すると、ほうれい線が深くなったように見えたり、疲れた印象になったりすることがあります。
この場合は、「引き上げること」だけでは改善しないケースもあり、脂肪注入などを組み合わせることで、より立体感のある若返りにつながることがあります。
④骨格や靭帯の変化
加齢によって骨格や、脂肪を支える靭帯にも変化が起こります。
これらが複雑に重なることで、「たるみ」として見えている方も少なくありません。
つまり、「たるみ=糸リフト」ではなく、
どの組織がどのように変化しているのかを診断することが、最も重要なのです。
糸リフトは「若返りの万能治療」ではありません
糸リフトは優れた施術ですが、万能ではありません。
例えば、
- 中顔面のボリュームが大きく失われている方
- 皮膚の余りが多い方
- 頬のこけが強い方
- 強いたるみを一度で改善したい方
では、糸だけでは理想の変化にならないことがあります。
逆に、
- フェイスラインをすっきり見せたい
- 軽度〜中等度のたるみを改善したい
- 大きく印象を変えず自然に若返りたい
という方では、糸リフトが適していることがあります。
つまり、糸リフトとは「糸を入れる施術」ではなく、「たるみの原因が糸で改善できる状態かどうかを診断したうえで選択する施術」なのです。
辻先生は診察で何を見ている?
- たるみの原因は皮膚・脂肪・ボリュームロスのどれが主体か
- フェイスラインと中顔面、どちらの変化が強いか
- ジョールファットやマリオネットラインの位置
- 皮膚の厚みとハリ
- 骨格とのバランス
- 左右差
- 笑ったときと安静時で脂肪の動きがどう変わるか
- 「引き上げる治療」が適しているのか、「補う治療」が適しているのか
~辻医師の診断メモ~
糸リフトをご希望されて来院される方でも、診察をすると「糸を入れること」が最適解ではないケースは少なくありません。
大切なのは、何本入れるかではなく、「何が原因で老けて見えているのか」を見極めることです。
フェイスラインのもたつきが主な原因であれば糸リフトが有効なことがあります。一方で、中顔面のボリュームロスや脂肪の下垂が強い場合には、バーティカルリフトや脂肪注入など、別の治療や組み合わせた治療の方が自然で満足度の高い結果につながることがあります。
ラメールクリニックでは、「人気の施術」をおすすめするのではなく、その方のたるみの原因に合わせて治療方法をご提案することを大切にしています。
よくある勘違い
「糸リフトは本数が多いほど効果が高い」というわけではありません。
糸リフトでは、本数だけではなく、
- どの層へ糸を通すのか
- どの方向へ引き上げるのか
- どの組織を支えるのか
- 他の治療を組み合わせる必要があるか
が仕上がりを左右します。
そのため、「○本入れると若返る」という基準ではなく、「自分のたるみの原因に合った治療かどうか」を確認することが重要です。