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28歳女性|貴族手術(人工真皮)の症例|鼻翼基部の凹みとヒアルロン酸注入を繰り返していた方の治療今回ご紹介するのは、鼻翼基部(小鼻の付け根)へのヒアルロン酸注入を繰り返し受けていた28歳女性の症例です。
患者様は、これまで約1年おきに鼻翼基部へのヒアルロン酸注入を受けており、注入回数は合計5回でした。
最後に注入したのは2025年12月で、使用した製剤はボリューマです。
今回は、ヒアルロン酸を追加する方法ではなく、人工真皮を使用した貴族手術をご希望されました。
辻院長の診察では、鼻翼基部の状態や過去のヒアルロン酸注入歴を確認し、人工真皮による治療をご提案しています。
ただし、鼻翼基部にヒアルロン酸が残っている場合には、感染などのリスクに注意が必要です。
今回は、貴族手術(人工真皮)の特徴やヒアルロン酸注入との違い、過去にヒアルロン酸を注入している場合の注意点、ダウンタイムについて解説します。
貴族手術とは?鼻翼基部の凹みにアプローチする施術
貴族手術とは、鼻翼基部と呼ばれる小鼻の付け根の凹みにアプローチする美容外科手術です。
鼻翼基部は、小鼻の付け根から口元につながる部分に位置しています。
この部分が凹んでいると、鼻の横から口元にかけて段差が生じ、ほうれい線の始まりが深く見えることがあります。
貴族手術では、鼻翼基部にボリュームを補うことで、小鼻の付け根と周囲の組織との高低差を調整し、口元の立体的なバランスを整えることを目指します。
ただし、ほうれい線が目立つ原因は鼻翼基部の凹みだけではありません。
頬のたるみや脂肪の分布、骨格、表情による動きなども関係するため、貴族手術ですべてのほうれい線が改善するわけではありません。
人工真皮を使用した貴族手術とは?
今回の患者様には、人工真皮を使用した貴族手術を行っています。
人工真皮は、組織の欠損部などを補う目的で使用される人工材料の一種です。
美容外科では、使用する材料の特性や適応を踏まえ、ボリュームを補う治療に用いられることがあります。
貴族手術では、鼻翼基部の凹みに対して人工真皮を配置し、周囲との段差を調整することを目指します。
ヒアルロン酸注入とは異なり、切開や材料の留置を伴う外科的な治療です。
そのため、腫れや内出血、感染、人工真皮の位置ずれなどのリスクがあります。
また、人工真皮の種類や術後の組織反応によって経過が異なるため、仕上がりや持続性には個人差があります。
鼻翼基部が凹んでいるとほうれい線が目立つ?
ほうれい線は、鼻の横から口角に向かって伸びる溝です。
その中でも、小鼻の付け根に近い部分が深く見える場合には、鼻翼基部の凹みが関係していることがあります。
鼻翼基部が周囲よりも後方に位置していると、小鼻の横に影ができ、ほうれい線の始まりが強調される場合があります。
このような場合には、鼻翼基部のボリュームを補う治療が選択肢となります。
一方で、頬のたるみや表情によって生じるほうれい線に対しては、鼻翼基部への治療だけでは十分な変化が得られないことがあります。
そのため、ほうれい線が気になる場合には、どの部分の凹みが原因となっているのかを確認することが重要です。
貴族手術と鼻翼基部ヒアルロン酸の違い
鼻翼基部の凹みを改善する方法には、人工真皮を使用した貴族手術のほか、ヒアルロン酸注入などがあります。
どちらも鼻翼基部にボリュームを補うことを目的としていますが、施術方法や特徴が異なります。
鼻翼基部ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、注射によって鼻翼基部にボリュームを補う施術です。
切開を伴わずに治療できる一方、注入したヒアルロン酸は時間の経過とともに変化するため、状態によっては追加注入を検討することがあります。
また、腫れや内出血、しこり、感染、血管塞栓などのリスクがあります。
人工真皮による貴族手術
人工真皮を使用した貴族手術は、鼻翼基部に人工材料を配置し、凹みを補う外科的な治療です。
注射のみで行う治療ではないため、切開に伴うダウンタイムや感染、材料の位置ずれなどのリスクがあります。
また、人工真皮は永久に同じ状態を保つとは限らず、組織とのなじみ方やボリュームの変化には個人差があります。
どちらが適している?
ヒアルロン酸注入と人工真皮による貴族手術のどちらが適しているかは、鼻翼基部の凹みの程度や過去の施術歴、希望する変化などによって異なります。
今回の患者様は、これまでヒアルロン酸注入を5回受けられており、今回は人工真皮による治療を選択されました。
鼻翼基部にヒアルロン酸が残っていても貴族手術はできる?
今回の症例で重要だったのが、過去のヒアルロン酸注入歴です。
患者様は約1年おきに鼻翼基部へのヒアルロン酸注入を受けており、最後の注入は2025年12月でした。
ヒアルロン酸は、製剤の種類や注入部位、注入量などによって残存期間が異なります。
そのため、最後の注入から時間が経過していても、ヒアルロン酸が残っている可能性があります。
鼻翼基部にヒアルロン酸が残っている状態で人工真皮を使用する場合には、感染や炎症などのリスクを慎重に評価する必要があります。
今回の診察でも、もともとヒアルロン酸が入っているため、感染リスクがあることをご説明しました。
過去にヒアルロン酸を注入しているからといって、必ず人工真皮による貴族手術ができないわけではありません。
ただし、注入歴や現在の状態によっては、追加の評価や別の治療が必要となる場合があります。
貴族手術後にヒアルロン酸を追加することはできる?
今回の診察では、人工真皮による治療後、ボリュームが物足りない場合には、ヒアルロン酸注入を検討できることもご説明しています。
ただし、人工真皮を入れた後であれば、誰でもすぐにヒアルロン酸を追加できるわけではありません。
術後の腫れや炎症が落ち着いていること、感染などの問題がないこと、人工真皮の位置や組織の状態が安定していることなどを確認する必要があります。
また、人工真皮が留置されている部位への注入には、感染や炎症などのリスクがあるため、慎重な判断が必要です。
術後早期は腫れによってボリュームが多く見えることもあるため、仕上がりを判断する時期も重要になります。
貴族手術(人工真皮)の感染リスクについて
人工真皮を使用した貴族手術では、感染に注意が必要です。
人工材料を留置する手術であるため、感染が生じた場合には、抗菌薬による治療だけでは改善しないことがあります。
状態によっては、人工真皮の抜去が必要になる場合もあります。
また、過去に注入したヒアルロン酸が残っている場合には、感染や炎症の状態に応じて、ヒアルロン酸の溶解を検討することがあります。
今回の患者様にも、術後1〜2週間程度の時期に腫れが続く場合などには、状態によって人工真皮の抜去やヒアルロン酸の溶解が必要になる可能性についてご説明しました。
ただし、術後の腫れがすべて感染を意味するわけではありません。
手術後には通常の炎症反応として腫れが生じることもあります。
腫れが強くなる、赤みや熱感が増す、痛みが悪化する、発熱するなどの症状がある場合には、速やかに医療機関へ相談することが重要です。
貴族手術のダウンタイムはどのくらい?
人工真皮を使用した貴族手術では、術後に腫れや内出血、痛み、違和感などが生じることがあります。
術後1〜3日
腫れや痛み、違和感が目立ちやすい時期です。
術後4〜7日
腫れが徐々に落ち着き始めますが、鼻翼基部周囲のむくみや違和感が続く場合があります。
術後1〜2週間
大きな腫れが軽減してくることが多い時期です。
ただし、腫れが長引いたり、赤みや痛みが強くなったりする場合には、感染などの可能性も考慮して診察が必要です。
術後1ヶ月
腫れが徐々に落ち着き、鼻翼基部の形を確認しやすくなる時期です。
術後3ヶ月以降
組織の状態がさらに落ち着いていくことがあります。
ただし、人工真皮のなじみ方やボリュームの変化には個人差があります。
※上記は一般的な経過の目安です。実際のダウンタイムには個人差があります。
貴族手術で不自然になることはある?
貴族手術では、鼻翼基部の凹みにボリュームを補いますが、補う量や位置によっては不自然な膨らみが生じる可能性があります。
また、左右の骨格やもともとの凹み方が異なる場合には、左右差が残ることもあります。
特に、過去にヒアルロン酸を注入している場合には、残存しているヒアルロン酸の量や位置も考慮する必要があります。
そのため、人工真皮を使用する際には、単純にボリュームを多く補うのではなく、鼻翼基部と口元全体のバランスを確認することが重要です。
辻院長の診断ポイント|ヒアルロン酸注入歴を考慮した貴族手術
今回の症例で重要だったのは、過去に鼻翼基部へのヒアルロン酸注入を繰り返していたことです。
患者様は約1年おきに合計5回のヒアルロン酸注入を受けており、最後の注入は2025年12月でした。
今回の診察では、人工真皮を使用した貴族手術をご提案しています。
一方で、ヒアルロン酸が残存している可能性があるため、感染リスクについてもご説明しました。
また、術後に十分なボリュームが得られなかった場合には、状態を確認したうえでヒアルロン酸注入を検討できることもお伝えしています。
人工真皮による貴族手術では、鼻翼基部の凹みだけでなく、過去の注入歴や感染リスク、希望する仕上がりを総合的に考えることが重要です。
施術料金(税込)
貴族手術(人工真皮):ほうれい線・鼻翼基部
モニター価格 175,000円
別途麻酔代
静脈麻酔 55,000円
合計 230,000円(税込)
※症例施術時の料金です。現在の料金やモニター条件についてはお問い合わせください。
※過去のヒアルロン酸注入は今回の施術料金に含まれていません。
ダウンタイム・リスク・副作用
施術内容:
貴族手術(人工真皮):鼻翼基部
麻酔:
静脈麻酔
ダウンタイム:
腫れ/内出血/赤み/痛み/むくみ/違和感/つっぱり感など
リスク・副作用:
感染/出血/血腫/左右差/傷跡/瘢痕/知覚異常/人工真皮の位置ずれ/露出/異物反応/炎症/不自然な膨らみ/ボリュームの変化/仕上がりの個人差など
感染や炎症が生じた場合には、状態によって人工真皮の抜去や残存ヒアルロン酸の溶解が必要になることがあります。
また、人工真皮による治療で鼻翼基部の凹みが必ず希望どおりに改善するわけではありません。
まとめ|28歳女性の貴族手術(人工真皮)
今回の28歳女性は、鼻翼基部へのヒアルロン酸注入をこれまで5回受けられており、今回は人工真皮を使用した貴族手術を選択されました。
貴族手術は、小鼻の付け根にある鼻翼基部の凹みにボリュームを補い、口元との立体的なバランスを整えることを目指す施術です。
一方で、人工真皮を使用する場合には、感染や位置ずれなどのリスクがあります。
特に過去にヒアルロン酸を注入している方は、残存しているヒアルロン酸の状態や感染リスクを考慮した治療計画が重要です。
名古屋・金山・栄・豊田・岡崎・豊橋・春日井・一宮・岐阜で、鼻翼基部の凹みや貴族手術(人工真皮)をご検討中の方は、LA MER CLINICにご相談ください。